世界大百科事典（旧版）内の木地屋庄右衛門の言及
【夕雲開】より
…その代表的な一例が夕雲開(現，大阪府堺市)である。寛永年間(1624‐44)，幕府代官高西（こうざい）夕雲が堺の商人木地屋庄右衛門の協力を得て，和泉国大鳥郡の仁徳陵周辺から東にひろがる原野に新田を開発，当初は万代新田（もずしんでん）と名づけたが，開発者の名にちなんで夕雲開と呼ばれるようになった。この地域の開発は古く，洪積層の段丘上に旧来の村々が存在し，その間隙に放置されていた開残荒地が開かれて新田の創設をみた。…
※「木地屋庄右衛門」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」