未発の中(読み)みはつのちゅう

世界大百科事典(旧版)内の未発の中の言及

【中】より

中庸と同じ意味に用いられることもあるが,ふつう,中庸は徳の名,中はそれを根拠づける形而上的な道の名として区別せられる。それは《中庸》の〈未発の中〉(現象世界に発現する以前の中)の説,またそれを極度に重視する朱子学の説によるのである。朱子はそれを聖人から聖人へと伝えられた〈まことに其の中を執れ〉という教えと結びつけた。…

※「未発の中」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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