未選(読み)みせん

世界大百科事典(旧版)内の未選の言及

【画師(絵師)】より

…さらに,8世紀中期の《正倉院文書》によると,官職の画師は前代からの画師姓氏族の出身者が多く,正七位上や従七位下へと昇進して,ほぼ下級の官人待遇を受けていたことがわかる。なお,画師を含めて定員64人の画工司は,官営事業の増加にともなって,未選(みせん)という定数外の絵画熟達者を非公式の職員として採用した。また,当時さかんに令制外の官営工房が組織され,里画師とよばれる在野の工匠が必要に応じて諸国から招集された。…

※「未選」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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