本山方丈(読み)ほんざんほうじょう

世界大百科事典(旧版)内の本山方丈の言及

【方丈】より

…《大宋五山図》に前方丈(路寝)と内方丈(小寝)が記され,路寝では長老住持が接衆教化を行い,小寝は住持常住所とされた。これにより日本の禅寺では中心伽藍の最奥に客殿として本山方丈(前方丈と内方丈)を置き,塔頭(たつちゆう)の方丈と区別した。後に内方丈は住房として伽藍から分離し,前方丈は寝殿造風のものから中門廊が玄関に変わり,内部を6室に分割されるようになって,塔頭方丈と類似平面の大型のものになった。…

※「本山方丈」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」