杉作(読み)すぎさく

世界大百科事典(旧版)内の杉作の言及

【鞍馬天狗】より

…だが,この〈怪人〉はつねに明朗闊達で,正しい,強い,やさしい人物として行動する。とくにやさしさの一面は,角兵衛獅子の孤児,杉作から〈天狗のおじさん〉と慕われるように,子ども好きの性格として強調され,嵐寛寿郎の天狗に対して美空ひばりや松島トモ子が杉作を演じた作品は,幼少ファンの心をとらえ,〈怪人〉ならぬ〈快人〉鞍馬天狗となり,その〈快人〉ぶりは,〈怪人〉性によっていっそう際だつという二重性をもつことになった。勤皇派とはいえ,狭い党派性にとらわれず,いわば自由人の雰囲気をただよわせていて,たとえばそれは,宿敵近藤勇を〈あなた〉と呼び,フェア・プレーの勝負を行うことに現れている。…

※「杉作」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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