李之竜(読み)りしりゅう

世界大百科事典(旧版)内の李之竜の言及

【中山艦事件】より

国民革命の過程で中国国民党右派台頭の契機となった事件。1926年3月20日に国民革命軍軍艦中山号が命令外の行動をとったとして,軍総司令官蔣介石は共産党員でもあった同号艦長李之竜以下を逮捕・尋問した。事件自体の真相は謎が多いが,これを機に共産党系党員への圧迫が始まり,また蔣介石が革命政府の軍・政の実権を掌握するなど,それまでの左派優位の党内で右派の力が強くなっていった。…

※「李之竜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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