世界大百科事典(旧版)内の李嗣業の言及
【刀剣】より
…唐代になると長柄刀に改良が加わり,両刃,全長1丈,15斤の重さをもち一挙に数人をも殺すという陌刀(はくとう)が盛んに用いられ,陌刀隊の戦場での活躍はめざましかった。陌刀将の李嗣業は名高く,吐蕃(とばん)の軍や安禄山との戦いで,陣の先頭をきって陌刀をふるい,敵の人馬もろとも砕いたという。 宋以降は,火薬の発明によって火器が戦場で威力をもちはじめるが,刀もさまざまに発達をとげ,長柄刀,短柄刀があわせて通常兵器として用いられた。…
※「李嗣業」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」