李建成(読み)りけんせい

世界大百科事典(旧版)内の李建成の言及

【高祖】より

…たまたま群雄の一人劉武周によって離宮汾陽宮が占拠され,責任者たる李淵は危地に立たされた。次子の李世民(太宗)や側近にうながされた李淵は,617年挙兵,兵3万をもって大将軍府を建て,李建成・李世民の2子にそれぞれ左右両軍を統率させて,汾水を下った。隋軍,群雄の抵抗を排して長安に入り,煬帝の孫代王侑(ゆう)を天子に奉じ,煬帝を太上皇とし,みずからは大丞相・唐王を称した。…

【太宗】より

…隋末動乱のさなか太原方面の防衛を命ぜられた父に従って同地におもむき,李淵の側近,部下らとともに父をうながして挙兵に踏み切らせた。李世民は兄の李建成とそれぞれ1軍を率い,汾水をさかのぼって長安を占領した。李淵の唐朝建設はこの2子の軍事的な働きに負うところが大きいが,とくに李世民の功業は絶大である。…

※「李建成」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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