村瀬湖十(読み)むらせ・こじゅう

朝日日本歴史人物事典 「村瀬湖十」の解説

村瀬湖十

没年:延享3.1.24(1746.3.15)
生年:生年不詳
江戸中期の俳人。初号は永機。別号は巽窓,巽籬斎,合昏庵,歌舞庵。甲州の人で,江戸に出て森部湖十養子となる。湖十の号を継承してより,江戸座の中心人物として活躍した。編著として,亡母花千の追善集『魂祭』『続花摘』のほか,2代目市川団十郎と箱根に遊んだときの『犬新山家』,榎本其角三十三回忌の『角文字』,松尾芭蕉五十回忌の『古すだれ』,亡父七回忌の『解夏草』などがある。また,内田沾山一派に対抗しようとした『延享二十歌仙』に参加して,その存在を世に示した。

(楠元六男)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「村瀬湖十」の解説

村瀬湖十 むらせ-こじゅう

深川湖十(ふかがわ-こじゅう)(2代)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android