世界大百科事典(旧版)内の条件理論の言及
【組織論】より
…このような研究が基本的には環境要因を重視しないクローズド・システムとしての組織の静態分析を行ったのに対し,T.バーンズ,G.M.ストーカー,J.ウッドワード,P.R.ローレンスとJ.W.ローシュらは,環境との交換関係にあるオープン・システムとしての組織が環境へ適応する様式を問題とし,実証研究を展開した。このような理論をコンティンジェンシー理論(条件理論)という。 以上のようなマクロとミクロのアプローチを統合し,一般理論を構築しようという試みとして,C.I.バーナードの〈協働システム〉,H.A.サイモンの〈意思決定〉などの概念を中心とした一般理論があるが,今までのところ,組織論では一般理論構築よりも,中範囲の理論を志向した研究が盛んである。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」