世界大百科事典(旧版)内の《東は東》の言及
【狂言】より
…狂言はこの時期に至って,他に類例のない簡潔な構成や手法,おおらかで明るい内容,狂言役者の的確で力強い演技力等が認められ,1950年代には〈狂言ブーム〉という言葉さえ生まれた。これは同時に狂言の演技様式を生かした新演劇運動をも導き,飯沢匡作の新作狂言《濯ぎ川》の上演,岩田豊雄作《東は東》,木下順二作《彦市ばなし》の狂言様式による上演,同じく木下順二作《夕鶴》の能様式による上演に狂言師が参加するなど,新作狂言・新様式狂言の制作となって現れた。その後も狂言の海外公演や外国演劇との交流もさかんになり,狂言界にも新しい気運が起こりつつある。…
【茶子味梅】より
…《狂言記》では《茶盞拝》とも書いた。本曲を脚色した戯曲に岩田豊雄(獅子文六)の《東は東》がある。【羽田 昶】。…
※「《東は東》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」