東丹国(読み)とうたんこく

世界大百科事典(旧版)内の東丹国の言及

【渤海】より

…渤海の内紛に乗じた遼軍の侵入によって,926年に王都上京が陥落して大譔は捕らえられ,ここに渤海は滅亡した。耶律阿保機は征服地を東丹国とし,長子の耶律倍に治めさせた。しかし遺民の抵抗は激しく,928年(天顕3)には遺民の一部を遼陽(遼寧省瀋陽)に移して東丹国もここに後退させ,旧渤海領の大部分の直接支配を放棄した。…

【遼】より

… これより中央集権的専制君主体制としての遼王朝が創始される。太祖阿保機は,即位後も征略をすすめ,924年(天賛3)には西方の吐谷渾(とよくこん),タングート(党項),阻卜(そぼく)などに遠征して遊牧圏を制圧し,翌年には東方の渤海国を滅ぼし,この地に東丹国を建て長子の耶律倍をその王とした。 太宗は太祖の遺志を継ぎ,北方諸部を経略してからはもっぱら南方華北に侵入して,石敬瑭(せきけいとう)の晋(後晋)建国を助け,その代償として938年(会同1)に華北の燕雲十六州を手に入れた。…

※「東丹国」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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