東北振興(読み)とうほくしんこう

世界大百科事典(旧版)内の東北振興の言及

【東北凶作】より

…品種選定,苗の育成,栽培法に十分な資金,労力を投下しえず,出稼ぎ,養蚕等の副業への労力配分のため農業に専念しえない劣悪な諸条件が凶作被害をいっそう厳しいものとした。 政府は1934年9月の関西地方大風水害(室戸台風)とともに救済を図るべく,11月第66回帝国議会(臨時)を召集し,34年度に7060万円の応急土木事業,児童就学臨時奨励策,救農対策を実行,さらに12月東北振興調査会を設置,35年1月東北凶作地への政府所有米支給を決定した。これに対し立憲政友会や労農団体からは,その実効が少ないとして激しい批判がなされ,また東京,大阪,京都の労農団体は東北凶作救援運動に独自に取り組んだ。…

※「東北振興」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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