東宮雑用料(読み)とうぐうざつようりょう

世界大百科事典(旧版)内の東宮雑用料の言及

【壬生部】より

…しかし7世紀初めの推古朝ごろになって(《日本書紀》推古15年条),壬生部(乳部)として一括されるようになり,個別の宮ごとに一つの部がたてられることはなくなったらしい。7世紀後半に壬生部制は廃止され律令制が成立すると,東宮(皇太子)の資養物は東宮雑用料として,その他の親王,諸王は皇親時服(じふく)料や王禄として支給されることとなって,特定の人民をさき与えることはなくなった。また壬生部をもとに氏としての壬生氏が生じており,壬生直,壬生部,壬生部臣,壬生部直,壬生部君などがある。…

※「東宮雑用料」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」