松平春岳(読み)マツダイラシュンガク

デジタル大辞泉 「松平春岳」の意味・読み・例文・類語

まつだいら‐しゅんがく〔まつだひら‐〕【松平春岳】

松平慶永よしなが

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松平春岳」の解説

松平春岳 まつだいら-しゅんがく

松平慶永(まつだいら-よしなが)

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世界大百科事典(旧版)内の松平春岳の言及

【氷】より

…福沢の周囲はしきりに氷を求めたが,当時の東京では手に入らず困っていた。たまたま旧福井藩主松平春岳が外国製の製氷機をもっているが使い方がわからずに放置してあるという情報を得て借り出し,大学東校の教授宇都宮三郎に実験を依頼した。宇都宮は実験に成功し,のちに《時事新報》はその成功を〈是れ実に本邦人造氷の元祖〉とたたえた。…

【松平慶永】より

…幕末の福井藩主。号は春岳(嶽)。三卿の田安家に生まれ,1838年(天保9)将軍徳川家慶(いえよし)の命により相続。徳川斉昭(なりあき)の影響のもとに財政整理,西洋式兵制採用,銃砲・火薬製造,造船事業などに努力,種痘法をも積極的に採用し,藩政に治績をあげた。ペリー来航後,斉昭と親しく親戚でもあった老中阿部正弘に盛んに意見上申し,国政参加への意欲をみせた。将軍家定が凡庸多病のため,外圧に対処し国内体制を固めるには英明な将軍擁立を第一とする見解に立って,島津斉彬(なりあきら),山内豊信(とよしげ)(容堂),伊達宗城(むねなり)らと連絡し,橋本左内の補佐のもと一橋派運動に努力した(将軍継嗣問題)。…

※「松平春岳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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