世界大百科事典(旧版)内の林分密度管理図の言及
【間伐】より
…実際に切る木は,列あるいは列の中の位置などによって機械的に決めるのが普通であるが,生長・樹型も考慮にいれることが多い。近年,林の中の木の平均高,胸の高さの幹の平均直径ごとに,ha当りの木の本数と幹の材積の関係を表した林分密度管理図が作製され,これを指針にして間伐が計画的に行われるようになった。間伐の程度と回数の兼合いは,1回に多く切って回数を少なくする方が経済的には有利であるが,1回に多く切ると面積当りの葉の量が急に減少して林としての生産量が減少するし,急に空間をあけすぎると風や雪に弱くなり,また林の中の環境が急変することによる悪影響も起きやすくなる。…
※「林分密度管理図」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」