世界大百科事典(旧版)内の柄穴斧の言及
【青銅器】より
…しかし有銎斧が圧倒的に多く分布するのは,アジアに連なる東ヨーロッパ方面であって,中部ヨーロッパ以西では有銎斧は各種の斧のなかの一類にすぎない。V.G.チャイルドは,後述の西アジアの柄穴斧から有銎斧が発生したと考えている。アジアの有銎斧と同様にヨーロッパでも,耳環をつくり出すもの,装飾の線文を鋳出すものなど各種のものがあるが,袋の横断面が西ヨーロッパでは矩形,東ヨーロッパでは長円形となるのが通則である。…
※「柄穴斧」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」