世界大百科事典(旧版)内の柄鏡形敷石住居の言及
【竪穴住居】より
…縄文時代には建物の機能分化も認められ,前期末から中期にかけて竪穴の長辺が10mを超す超大型住居,いわゆるロングハウスが出現し,集落の中心にあって集会等の公共的な用途に使用された。中期末から後期にかけての張出しをもつ柄鏡形敷石住居や,北陸地方晩期の巨大建築(半割円柱を平面円形に配置し,出入口に張出しを設ける)は祭祀用と考えられる。
[弥生時代以降]
縄文時代後期末から,晩期初頭にかけて成立した主柱4本の形式は,弥生時代以後の東国の主流となるが,壁柱は弥生時代に入ると消滅し,屋根は再び地上葺き下ろしにもどる。…
※「柄鏡形敷石住居」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」