世界大百科事典(旧版)内の柔軟反応核戦略の言及
【核戦略】より
…シュレジンジャーは,戦略核攻撃のターゲッティング・ドクトリンtargeting doctrine(目標原則)の修正に着手,都市・工業地帯に対する核報復だけでなく,多種類の軍事施設を戦略核攻撃の目標とした。この戦略はのちに〈柔軟反応核戦略flexible strategic (nuclear) response〉と呼ばれている。この戦略の採用とともに,アメリカは対兵力戦略を重視し始め,なかでもコンクリートで防護されたミサイル・サイロ,指揮・管制中枢など硬化目標hard targetsの攻撃を重視した。…
※「柔軟反応核戦略」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」