柘枝仙媛(読み)つみのえのやまひめ

世界大百科事典(旧版)内の柘枝仙媛の言及

【柘枝伝説】より

…天女と結婚したことが理由であろうか,その後とがめを受け,ともに毗礼衣(ひれごろも)を身につけて昇天したという。味稲が柘枝仙媛(つみのえのやまひめ)に与えたという《万葉集》の〈あられ降りきしみが岳を険(さが)しみと草取りかなわ妹が手を取る〉の歌は,《肥前国風土記》逸文に〈杵島曲(きしまぶり)〉とある民謡であり,《古事記》仁徳天皇条の速総別(はやぶさわけ)王と女鳥(めどり)王の物語中にも類歌がある。いずれ,養蚕に必要な山桑を神聖な木とする信仰や,吉野を神仙境とする観念と,羽衣(はごろも)伝説などが結びついて織り成された伝説であろう。…

※「柘枝仙媛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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