《柬察加志》(読み)かむさっかし

世界大百科事典(旧版)内の《柬察加志》の言及

【クラシェニンニコフ】より

…1733‐36年のシベリア調査では,ドイツ出身の学者グメリンJ.Gmelin,ミュラーG.Müllerに師事,37‐41年には単独でカムチャツカ半島の自然と住民を調査し,その成果とドイツ出身の博物学者シュテラーの調査資料を合わせて《カムチャツカ誌Opisanie zemli Kamchatki》(1755)を著した。本書はカムチャツカの地理,およびイテリメン族の習俗・言語に関する最初の報告書として知られ,その内容の一部は,オランダ語訳を通じて,江戸時代の蘭学者前野良沢によって《柬察加志》(1790。写本)として紹介された。…

※「《柬察加志》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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