《栽培植物と農耕の起源》(読み)さいばいしょくぶつとのうこうのきげん

世界大百科事典(旧版)内の《栽培植物と農耕の起源》の言及

【栽培植物】より

…また59年G.P.マードックは,《アフリカ――人びととその文化史Africa,its Peoples and their Cultural History》という本の中で,西アフリカのニジェール川流域に,アフリカイネや数種の雑穀,ササゲなどの栽培化を伴った独自の重要な栽培植物起源地域の存在することを,初めて強調した。66年中尾佐助は《栽培植物と農耕の起源》という著作の中で,今までの知見やアジアの広い地域にまたがる独自の植物探検調査に基づいて,世界における四大農耕文化複合,つまり根栽農耕文化,サバンナ農耕文化,地中海農耕文化および新大陸農耕文化の存在を明らかにし,各農耕文化に特徴的な栽培植物群の存在を指摘した。さらにハーランJ.R.Harlanは75年,《作物と人間Crops and Man》という著書の中で,ド・カンドル以来最近までに得られた知見を総合的に考察して,世界における栽培植物の地理的中心地域を六つの地域にまとめている。…

※「《栽培植物と農耕の起源》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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