桂あめ(読み)かつらあめ

世界大百科事典(旧版)内の桂あめの言及

【あめ(飴)】より

…もともとは薬とされたジオウの煎汁をいうのだが,やがてそれを水あめに加えたものをいうようになり,さらにジオウを入れぬあめそのものの呼称になり,なまって〈ぎょうせん〉ともいった。江戸初期,京都では東福寺門前の菊一文字屋のものや桂の里の桂あめ,大坂では平野あめなどが有名で,これらは江戸で〈下(くだ)りあめ〉〈下りぎょうせん〉と呼んで珍重された。 水あめを練って水分をへらしたのが固あめ,これを人がふたりで引き合って気泡を含ませて白くしたのが白あめである。…

※「桂あめ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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