世界大百科事典(旧版)内の桝掛の言及
【皮膚隆線】より
… なお,手相学で着目される手のひらの線,すなわち〈すじ〉ないし〈しわ〉は,皮膚隆線とはまた別であり,皮膚隆線が一生,同一の紋様を保つのに対して,それら手相学で扱われる線の細部は,後天的に多少変化する。手相学で,感情線と頭脳線とがひと続きになって手のひらを左右に通っているのを桝掛(ますかけ)と呼ぶが,これを人類学では〈サルのみぞ〉と呼んでいる。ヒトではむしろ例外的に見られるものであるが,ヒト以外の霊長類では一般的であることからつけられた名である。…
※「桝掛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」