桶結座(読み)おけゆいざ

世界大百科事典(旧版)内の桶結座の言及

【桶屋】より

…桶はスギやサワラの細長い板を円形に並べて側(がわ)とし,板の底をつけ,細長い割竹の箍(たが)でしめた造り物で,水桶,菜桶,鮨桶といった容器や火桶,腰桶といった調度として,古代中期には一般にも使われていた。桶結が独立した職人となったのは中世後期になってからで,奈良興福寺の大乗院の管理下に桶結座が組織されていた。近世からは製造と販売とを兼ねる居職の桶屋があらわれ,城下町などでは集住して桶屋町や樽屋町をつくっていた。…

※「桶結座」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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