世界大百科事典(旧版)内の《梅さくら》の言及
【明の鐘】より
…三下りのめりやす物で,稽古の手ほどきによく用いられる。女が男を待つ気持ちや,明けの別れをうたったもので,それらしい情のこもった曲だが,子供の入門曲としては歌詞内容がふさわしくないので,穂積陳重(ほずみのぶしげ)作詞の《梅さくら》(梅桜さては霞か)という替え歌詞を用いる場合もある。《女里弥寿豊年蔵(めりやすほうねんぐら)》(1757)の同名曲とは別曲。…
※「《梅さくら》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」