梅若実(初世)(読み)うめわかみのる

世界大百科事典(旧版)内の梅若実(初世)の言及

【観世流】より

…観世流の幕末までの伝承曲は,内組110番・外組62番に別能28番を加えた200番である。 明治維新のとき,22世三十郎清孝(1837‐88)は前将軍に従って静岡に引きこもったので,東京の観世流は,初世梅若実と分家5世観世銕之丞(紅雪)とによって守られ,衰滅を免れて復興にむかったが,これが遠因となっていわゆる梅若問題(免状発行をめぐる紛争)が生じた。梅若は丹波猿楽の旧家だが(旧姓梅津),15世紀後半,景久の代に京都に進出,その芸が後土御門天皇の意にかなって梅若大夫の称をもらったという。…

※「梅若実(初世)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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