棲み分けの理論(読み)すみわけのりろん

世界大百科事典(旧版)内の棲み分けの理論の言及

【今西錦司】より

…京都大学および岐阜大学名誉教授。早くから登山に親しみ,山岳の自然誌的研究を進める中で,生物社会の空間的構造に着目し,カゲロウの分布の生態学的研究から導いた〈種社会〉の概念を基盤とした,生物社会の認識論ともいうべき〈棲み分けの理論〉を提唱し,これに基づき,淘汰によらない独自の進化学説を提唱した。後に,生物社会の成立の歴史的側面に関心を広げ,都井岬の半野生馬,野生ニホンザルなどの社会の研究から,人類の社会進化の研究分野を開拓し,これらの研究グループを組織するとともに,財団法人日本モンキーセンター,京都大学霊長類研究所の設立に貢献した。…

※「棲み分けの理論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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