椀舟行商(読み)わんしゅうぎょうしょう

世界大百科事典(旧版)内の椀舟行商の言及

【愛媛[県]】より

…このような生活環境は住民をして勤勉,貧しさに耐えるという気質を生じさせたとみてよい。他方,東部では西条藩が沿岸干潟の開発を進め広大な新田をつくり,米の主産地となったし,今治藩の南の桜井は天領で,紀州の黒江塗の原木の販売から始まって,船による行商が盛んとなり,この椀舟(わんぶね)行商が現在の日本における割賦販売の先駆となった。この商業活動は,明治中ごろに木綿生産から転じてタオル生産に着手し,現在では全国出荷額の6割を占める産地へと発展した進取の企業者気質を生むこととなった。…

※「椀舟行商」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む