植民地米(読み)しょくみんちまい

世界大百科事典(旧版)内の植民地米の言及

【地主】より

…そして,資本主義経済の発展した西日本を中心に,小作人組合による高額現物小作料の減免を要求する小作争議を激発させ,明治期に上昇傾向をみせた高額現物小作料は,1920年以降,西日本では低下傾向に転じた。と同時に,近代日本の一大蜂起であった1918年の〈米騒動〉を契機に,日本は朝鮮,台湾での〈植民地産米増殖〉に乗り出し,大正末から昭和初期にかけて〈植民地米〉の移入が急増した。高額現物小作料の低減と〈植民地米〉の移入増大のもとで,日本の地主的土地所有の収益性は低下し,地主的土地所有は20年代以降,大局的には後退に転じ(大地主の土地所有の減少傾向),昭和恐慌さらには戦時期の食糧管理制度のもとでその後退は一段と加速された。…

※「植民地米」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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