世界大百科事典(旧版)内の植民地農業の言及
【農業】より
…(1980年代末以降,ソ連・東欧などの社会主義体制は崩壊したが,その農業との関わりについては,〈農業集団化〉,〈ソビエト連邦〉の[経済・産業]など,中国については〈中華人民共和国〉の[経済]の項を参照されたい。)
[発展途上国農業]
第3は発展途上国(アジア,アフリカ,ラテン・アメリカ諸国など)の農業であって,そこではかつて遅れた自給自足的農業と,欧米諸国の植民地化による,熱帯的特産物を中心とする大規模な植民地農業(プランテーション農業)が支配してきた。第2次大戦後,これらの諸国はほとんどすべて独立して,自立した経済発展の道を歩むことになったが,今日なお,その経済発展は依然として不十分で立ち遅れ,これと結びついて農業の技術的・経済的発展も,一般に著しく不十分のままにとどまっている。…
※「植民地農業」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」