楠木四郎(読み)くすのきしろう

世界大百科事典(旧版)内の楠木四郎の言及

【楠木氏】より

…正成以後,河内の金剛山の麓に本拠を持ち,和泉にまで一族が広がっているが,楠木という地名は確認されていない。1190年(建久1)源頼朝入洛のさいの随兵に楠木四郎がおり(《吾妻鏡》),この楠木氏は東国御家人であろうが,正成流との関係は未詳である。《楠氏系図》で正成の父とされる橘正遠の女が伊賀国御家人服部氏の妻となり,観阿弥を生んだとする〈観世系図〉もあるが,ほかにこれを証明する史料がない。…

※「楠木四郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android