世界大百科事典(旧版)内の極印灰吹銀の言及
【銀座】より
…銀座が徳川氏によって山城の伏見にはじめて設立されたのは1601年(慶長6)であった。関西では室町時代末期から各地の港町や諸都市で極印灰吹(ごくいんはいふき)銀が流通していたが,これは,銀産地のいかんによって,また同じ銀産地のものでも,極印のいかんによって品位が異なっていたから,諸国商人の間での取引の不自由や争論を免れることができなかった。そこで不自由な灰吹銀遣いを,品位の一定した〈天下一統の丁銀遣い〉にするために銀座が設けられたものである。…
※「極印灰吹銀」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」