世界大百科事典(旧版)内の極小主義モデルの言及
【失語症】より
…従来の失語症研究が,患者一人一人の症状の記述と古典的な失語症のタイプへの分類に留まっていたことに比べると,認知科学的アプローチは,その目標と手法が大きく異なる。 現在,人間の言語システムを捉えるための有効なアプローチとみなされているのが〈生成文法〉の最も新しい理論〈極小主義モデル〉と呼ばれるものである。このモデルが仮定する言語システムは,大まかに言って,〈言語知識〉と〈言語運用〉という二つのモデュール(=構成単位)からなる。…
※「極小主義モデル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」