世界大百科事典(旧版)内の極相パターン説の言及
【極相】より
…多極相説では,日本の温帯の乾燥した尾根のアカマツ林や多湿な沢沿いのサワグルミ林などをそれぞれ自然状態で安定した植物群落と考え,気候極相のブナ林以外の極相を認める。(3)極相パターン説 植物群落は環境傾度に沿って連続的に変化し,立地条件によってその性質が決定される。したがって極相は多様であるがモザイク的ではなく,環境傾度の変化のパターンに対応したパターンを全体として示すにすぎず,どの極相も相対的であるという考え。…
※「極相パターン説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」