極限物性(読み)きょくげんぶっせい

世界大百科事典(旧版)内の極限物性の言及

【物性物理学】より


[極限下の物性]
 1980年代に入ると,研究の一つの方向は,できるだけ極限的な環境条件を実現し,その条件下でどのような物性を示すかの解明に向かった。この分野は極限物性と呼ばれ,極限環境としては超低温,超高温,超強磁場,超高圧,強力な超短パルス電磁波などがおもなものである。極限物性の研究は,極限という理想条件において物質の本質的問題を探るとともに,また宇宙,地球深部など,直接到達しえない自然の物理に対する実験室的研究方法も与えることが期待される。…

※「極限物性」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む