世界大百科事典(旧版)内の《楽園の翳》の言及
【アレイクサンドレ】より
…《唇のごとき剣》(1932)や国民文学賞受賞の《破壊もしくは愛》(1935)などでは本来のロマン主義的傾向に加えて,シュルレアリスムの技法を独自の形で用い,愛による宇宙との融合を目指すとともに汎神論的世界を創出している。代表作《楽園の翳》(1944)もその延長線上にある。《成就の詩》(1968),《認識の対話》(1974)でも愛,人間の本質的孤独,生命と自然に対する情熱など,彼特有のテーマが歌われている。…
※「《楽園の翳》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」