世界大百科事典(旧版)内の様相論理の言及
【機械推論】より
… これは,三段論法と呼ばれる以下の推論規則 前提1 AならばBである 前提2 Aである ──────────── 結論 Bであるを用いた結論の導出であり,いつでも正しい結論が得られることが論理的に保証されている。 さらに変数や関数を含んだ関係を表すことのできる一階述語論理や,可能性を表現することのできる様相論理と呼ばれる論理もある。また,論理と情報科学との関係も深く,論理回路検証支援を行う時制論理や,プログラム合成に用いられる直観主義論理,プログラム検証に用いられる動的論理がある。…
【条件】より
…標準論理の条件は別名〈実質含意〉ともよばれ,標準論理の他の命題結合詞と同様に,p,qのそれぞれの真偽の値によって定義され,pが真,qが偽のときのみ全体が偽で,他の場合(pもqも真,pが偽でqが真か偽)にはすべて真とされる。以上の実質含意に対して,真偽2値以上の値を認める多値論理や,命題に必然性,可能性等の〈様相〉の添加を行う様相論理の条件が考えられるが,とくに後者の場合,〈pならば必然的にqである〉という条件を〈厳密(または強)含意〉という。以上のほかに,その性格が必ずしも明らかでない,反事実的条件も重要な日常の条件の一種である。…
※「様相論理」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」