世界大百科事典(旧版)内の標準分布の言及
【変分原理】より
…これはさらに90年をへてハミルトンの一般的解析力学の変分原理にまとめられた。
[統計力学の変分原理]
熱平衡状態にある物理系の熱力学的性質を説明する統計力学において,中心的な役割を果たすのはL.ボルツマンによって始められた〈標準分布〉という概念で,系の力学がハミルトン関数H(p,q)で与えられるとき,と表される。ここでTは絶対温度,kはボルツマン定数,Fは自由エネルギー(ρを相空間(p,q)上における関数とするとき,とするための定数)である。…
※「標準分布」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」