世界大百科事典(旧版)内の標準火災温度曲線の言及
【防火】より
…これに対して周壁や天井などが不燃材でできた耐火建築では,窓など一定面積の開口部から温度差換気によって流入する空気量で燃焼量が制限されるため,わずかずつ室温の上昇する最盛期が長く続く結果となる(図2)。
[標準火災温度曲線]
日本では木造家屋が圧倒的多数を占めるため,隣棟間の延焼をいかに防ぐかが建築防火,都市防火にとっての重要な課題であった。これに対し,標準的な木造家屋での火災温度を定め,これを用いて隣棟が火炎・熱気流から受ける熱量を推定する方法が以下のように定められ,これに従って延焼を防ぐための防火構造が開発された。…
※「標準火災温度曲線」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」