横倍率(読み)よこばいりつ

世界大百科事典(旧版)内の横倍率の言及

【倍率】より

…屈折面,反射面の曲率中心が一直線上にある共軸球面系において,近軸近似によれば,光軸に垂直な面内で物体とその像は相似であるから,このときの倍率は物体の大きさと位置によらず一定である。このように光軸に垂直な方向に考えた倍率を横倍率という。実際の光学系では歪曲の収差により,倍率は物体の大きさによってわずかに変化するので,ここでは光軸の近くに小線分をおくと考えて倍率を定義する。…

【レンズ】より

…また,物体と像の上下が同じ場合を正立,逆の場合を倒立という。 薄い単レンズの両面の曲率半径をr1r2,両側の媒質に対するレンズの屈折率をnとし,レンズから光軸に沿って測った物体および像までの距離をそれぞれab,物体と像の光軸からの高さをyy′,横倍率my′/yとすると,結像の公式は(1)~(3)で与えられる(図1)。ただし,距離はいずれもレンズの中心から測り,光線の向きを正とする。…

※「横倍率」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android