橘井(読み)きっせい

世界大百科事典(旧版)内の橘井の言及

【タチバナ(橘)】より

…また《神仙伝》に漢の蘇仙公が死に臨んで母に遺言し,来年は疫病が流行するが,庭の井戸水と軒端の橘の葉とを用いれば病を治すことができると告げ,果たしてその通りになった。この故事から〈橘井〉の語ができ,転じて医者のことにもいう。また〈橘は淮北に生ずれば枳(からたち)となる〉の語は,環境によって物の変化することをいうたとえに用いる。…

※「橘井」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」