世界大百科事典(旧版)内の《機械の中の幽霊》の言及
【ケストラー】より
…このころまでのケストラーは,友人のG.オーウェル同様,時代の証言者として高く評価できる。その後,《夢遊病者》(1959),《創造活動の理論》(1964)などで科学史・科学論の分野に進出,従来の要素還元主義的な科学のパラダイムを厳しく批判(《機械の中の幽霊》(1968)や《還元主義を超えて》(編,1969))。全体子(ホロンholon)という概念を提案して,新しい全体論を唱えるとともに,《偶然の本質》(1972),《サンバガエルの謎》(1973)などで,いわゆるニュー・エージ・サイエンスのきっかけをつくった。…
※「《機械の中の幽霊》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」