《機械技術史》(読み)きかいぎじゅつし

世界大百科事典(旧版)内の《機械技術史》の言及

【技術史】より

…項目数は多くはないが,歴史的配慮が行き届いており,各国語に訳されてその後の技術史研究の出発点となった。19世紀にはとくにドイツで研究が進み,1899年にはベックTheodor Beck(1839‐1917)が《機械技術史》を書いて一つの典型を示した。これはアレクサンドリアのヘロンから始めて,ウィトルウィウス,大カトーなどの古代の書物,ビリングッチョ,G.アグリコラ,G.カルダーノ,ベッソンJacques Besson,ラメリAgostino Ramelli,レオナルド・ダ・ビンチその他の15~16世紀の技術書を近代的な図版を入れて紹介しつつ,ワットの蒸気機関に至るもので,それまでの発明物語にとどまらない専門的な技術史の書物であった。…

※「《機械技術史》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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