世界大百科事典(旧版)内の次亜塩素酸塩の言及
【塩素酸カリウム】より
…有機物,炭素,赤リン,硫黄,硫化物などと混ぜたり,これを加熱したり,衝撃を与えたりすると猛烈な爆発を起こし,非常に危険であり,濃硫酸や濃硝酸に触れても爆発しやすい。長期間保存や日光にさらされたものは,次亜塩素酸塩を含み,とくにこの傾向が著しいから,保存には遮光,密閉するよう注意すべきである。中性,アルカリ性の水溶液は酸化作用を示さないが,酸性では強い酸化剤となる。…
【次亜塩素酸】より
…飽和有機化合物に対しては塩素化作用を示すほか,不飽和有機化合物の二重結合に付加してクロロヒドリンを生ずる。次亜塩素酸塩も強酸化剤で,漂白・殺菌作用を有する。カルシウム塩はさらし粉の主成分である。…
※「次亜塩素酸塩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」