欧氏管(読み)オウシカン

デジタル大辞泉 「欧氏管」の意味・読み・例文・類語

おうし‐かん〔‐クワン〕【欧氏管】

耳管じかんエウスタキオ(欧氏)が発見した。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「欧氏管」の意味・読み・例文・類語

おうし‐かん‥クヮン【欧氏管】

  1. 〘 名詞 〙エウスタキオかん(━管)〔現代術語辞典(1931)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の欧氏管の言及

【耳管】より

…またB.エウスタキオが1563年に初めてこれについて書いたのでエウスタキオ管ともいう。その名前をドイツ語式に発音して日本ではよくオイスタキー管といい,またオイEuに〈欧〉の字をあてて欧氏管ともいう。【小川 鼎三】。…

【中耳】より

…舌弓の要素であった舌顎骨は変形し,空気呼吸をする両生類に進化するとともに,それは鼓膜と内耳をつなぐ最初の耳小骨になり,外気の振動を内耳へ伝える聴音装置となった。そして,もとの鰓孔の深部は耳管(エウスタキオ管,欧氏管)として存続している。魚類では鰓孔や呼吸孔は開通するが,四足動物では開通せず,これを鼓膜がおおっている。…

【耳】より

…弛緩部は上鼓室の一部を形成し,繊維束がない。(4)耳管 耳管tuba auditivaはエウスタキオ管または欧氏管ともいい,鼻咽頭の側壁と鼓室前壁を結ぶ長さ約3.5cmの管である。その外側1/3は骨部,内側2/3を軟骨部という。…

※「欧氏管」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android