世界大百科事典(旧版)内の止瀉薬の言及
【下痢】より
…心身の安静,食事療法(急性期には絶食し,症状が緩和した後に繊維の多いもの,脂肪食品,香辛料,冷たい飲物,アルコールをさけ,栄養価に富みビタミンの豊富な消化しやすいものを与える)を行う。薬物療法としては,止瀉(ししや)薬のほか,制酸剤,乳酸菌製剤(商品名ビオフェルミン),消化酵素剤,抗生物質,精神安定剤などが使用される。このほか,病因の明確なものにはそれぞれの治療剤として,感染症には抗生物質,寄生虫には駆虫薬,乳糖不耐症にはラクターゼ製剤,潰瘍性大腸炎にはサラゾピリン,プレドニンなどが用いられる。…
※「止瀉薬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」