正効果圧電気(読み)せいこうかあつでんき

世界大百科事典(旧版)内の正効果圧電気の言及

【圧電気】より

…ある種の結晶性物質では,応力により弾性的な変形がおこると変形に正比例した電荷が表面に現れる。また,この物質に電場を加えると電場の強さに正比例した変形が生ずる。これらの現象を圧電気という(前者を正効果,後者を逆効果)。ピエゾ電気とも呼ばれ,ピエゾとはギリシア語のpiezein(押す)を語源とする。正効果は1880年にフランスのキュリー兄弟Jacques and Pierre Curieによって,水晶,ロッシェル塩,電気石などで発見された。…

※「正効果圧電気」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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