《正法念処経》(読み)しょうほうねんしょきょう

世界大百科事典(旧版)内の《正法念処経》の言及

【餓鬼草紙】より

…六道輪廻思想に基づき,苦悩にみちた世界を強調し,欣求(ごんぐ)浄土へと人々を駆りたてた六道絵の一つ。2巻が現存し,東京国立博物館本(河本家旧蔵)は,絵のみ10段で,産婦を求め嬰児(えいじ)の便をうかがいその命を奪うという伺嬰児便餓鬼や,人間の糞を食いあさる食糞餓鬼など,《正法念処経(しようぼうねんしよきよう)》の説く餓鬼を描き,緻密ですぐれた描写力をみせる。京都国立博物館本(曹源寺旧蔵)は,詞・絵各7段から成るが,食水餓鬼や目連救母説話による場面など,典拠とする経典や画風を異にする段が種々入りまじっている。…

※「《正法念処経》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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