正軍戸(読み)せいぐんこ

世界大百科事典(旧版)内の正軍戸の言及

【元】より

…なかでも軍戸は元朝兵制を支える重要基盤であるにもかかわらず,江南には施行されないでひとり漢人戸のみをもって編成されたから,徭役の偏重による軍戸の疲弊をきたしてそれが各種の社会問題の原因となった。元来,軍戸は身役に当たる正軍戸とこれを経済的に支援する数戸の貼軍戸とで構成され,最高400畝までの田賦免除の特典が各自に与えられているのであるが,公私の収奪にたえかねて発生した逃軍戸が多く,漢地に南接する江淮地方に流移した。ところで,江淮地方では宋・金の対立に伴う長期間の臨戦態勢下に進展した広範な曠地が元朝に籍没されて屯田・営田以下の官田経営の対象となっていた。…

※「正軍戸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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